女子が高校でも野球を続けられる環境づくりに貢献したい!部員たちの強い思いと広報活動で目標の200万円を達成
横浜隼人中学・高等学校
- 部活動・クラブ活動
Introduction
女子の高校野球では年に3つの大会が開催されますが、予選はありません。参加=全国大会出場となります。
そのたびに必要となるのが、一人10万円超にのぼる遠征費。
少しでも軽減できないだろうか。そんな切実な思いからプロジェクトがスタートしました。
成功に向けたターニングポイントとなったのは、活動を通して得た、生徒たちの気づき。
目標金額達成までの道のりと、クラウドファンディングを通した学びについて、お話をうかがいました。
- 導入前の課題
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- 高校の女子硬式野球部は年々増えており、全国で60校以上あるものの、地域予選を行うまでには達していない。全国大会は年3回。出場するたびに莫大な遠征費を要するため、捻出する方法を探していた。
- 高校でも野球を続けたいと思っても、女子硬式野球部がある高校が自宅から遠かったり、私立だったりすることで、諦める人も少なくない。女子野球が無理なく続けられる環境を作りたいとの思いがあった。
- 導入後の効果
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- 目標の200万円を集めることができ、全国大会出場に伴う各家庭の負担を軽減できた。
- 支援を呼びかける活動を通して、女子野球の認知度の低さという根本的な課題を実感。「自分たちの活動を通して女子野球を広めたい」との思いが強くなり、広報活動の原動力に。生徒たちにとって、さまざまな経験を得る機会ともなった。
- 長期的な視点を持ち、人とのつながりを大切にすることの重要性を再認識するきっかけとなった。
チームの目標である“2度目の日本一”と、
女子野球の魅力を広めることを目指して
プロジェクトを立ち上げるきっかけを教えてください。
担当教諭(以下、先生):一つは、年に3回ある全国大会のたびに強いられる遠征費の一部でも、何とか捻出できないかと考えたこと。もう一つは、野球が好きな女子が何歳になっても野球を続けられる環境づくりのためにも、女子野球の魅力を広めたいという思いです。特に後者は以前から感じていたことで、女子野球が多くの人から愛され、チーム数が増え、地域予選を行われるようになれば、前者の根本的な解決にもつながります。本校ホームページのリニューアルにご協力いただいたエデュケーショナルネットワークとのやりとりの中でYellzを知り、導入を決めました。

保護者負担が軽減。人とのつながりの
大切さに気づけたことが、最大の収穫
目標金額の達成に向けて、どのような工夫をされましたか?
先生:Yellz担当者との打ち合わせから、プロジェクトのページ立ち上げ、告知用ポスター制作、店舗をはじめあらゆる場所へのポスター掲示、地域のイベントやボランティアなどでの告知、支援いただいた方への手書きの礼状など、すべてプロジェクトリーダーの部員が中心となって進めました。ポスターは600枚ほど用意し、分担して掲示のお願いに回りました。小・中学生時代に所属していたチームの関係者など、知っている方から支援いただいた際は、できる限り直接お礼を伝えることを心がけました。転機となったのは大変な思いをしながら活動した部員たちの気づきです。例えば少年野球をやっている方に、単に「遠征費を支援してほしい」とだけ言っても、「皆そうだよね」で終わってしまいます。地域には本校に女子硬式野球部があることすらご存じない方も少なくなく、女子野球そのものも含めた「認知度の低さ」を痛感したことも大きかったですね。自分たちが活躍することで、女子野球を続けやすい環境づくりのきっかけにしたいという思いをきちんと伝えるようになりました。

資金以外に、プロジェクトを通じて得られたものは?
先生:例えばポスターの掲示は、一軒一軒お願いに回るのは大変でしたし、当然ながら断られることもありました。生徒たちにはよい経験になったと思います。一方で、現金で寄付したいという方のために募金箱を設置してくださり、「集まったので取りに来てください」とご連絡までくださったところもありました。地域の方々の温かさを感じる機会にもなりました。全国大会は毎年ありますが、また支援を募るということよりも、地域を回って感謝の気持ちを伝え、よい関係を築いていくことが大切だと思っています。クラウドファンディングが、地域の人とつながるきっかけ、以前にお世話になった方に再会するきっかけをもたらしてくれました。

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